こんなに太くて長くて、網の目のように広がっている、
通行人の眼をいやす花の美しさのためにあげる、腐葉土や肥料や、 夏に苦労して近隣住民があげていること水さえも、 この木の根っこを太く、長く、たくましくしていく。花も、 木の根っこも生き物で、植物だから仲間だもの
でも、花だけの美しさを見たいので、木の根っこを掘り起こして、 根っこからの切らないと、 花のか細い根っこは木の根っこまで伸びれない!
人間って勝手だなと思いながら、木の根っこを掘り起こしては、 根っこからの切り、土はふるい落として花のために使う。
この根っこ、切り落とすのも大変だったが、 断末魔の叫びもあげなかった。 自分の宿命を当然のように受け入れているような。