この活動は同時に花や実や微生物や昆虫・鳥などの多様な生き物がいる場所にするための活動でもあります。

　講師は引き続き名古屋市森づくりチーフリーダーの眞弓浩二さん。鳴子地域などの５人の参加でした。この活動は緑土木事務所に事前に活動内容と活動場所を指定して行われています。

　鳴子中央公園と鳴子小学校をつなぐ小道沿いの樹林地の一部で、うっそうとした常緑樹の木の一部を伐採しました。太陽や雨が地面に届き、落ち葉で止まってしまっていたどんぐりなどが地面に届き、土の中に埋もれていた種などが発芽しやすい環境を整える手入れの作業です。

　常緑樹が地表近くを覆っていて光を遮っていたり、雨の水分が地面に届かないことや、落ち葉が地面を覆っていたのを取り除いて、太陽や雨水などが地表に到達させることが目的です。花や実をつける可能性の高い種などの生育環境を作る作業です。花や実を目指して昆虫や鳥が訪れやすい環境づくりです。

今後も公園の中の小さな森が、地域の住民が落ち着いて過ごすことができる場所に、親子も老人も子供たちも楽しんで安全に遊べる場所にすることで、いろいろな生き物が多くかかわりあう森にしていく活動の最初の一歩が踏み出されました。

　のこぎりと剪定ばさみを使う作業なので安全面を最優先しながら、もっと多くの人が関わって鳴子地域住民自身が作ったみんなが楽しめる森にしていきたいのでご協力をお願いします。