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みんなの記事

2023.11.30

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11月25日(土) ちょっと本格的な伐採による中央森の森づくり

暖かい日が続いて紅葉の秋の訪れが来ない気にもなって来た今年の11月

 11月も下旬を前にしてやっと紅葉と落ち葉の季節に入った鳴子中央公園で11月25日(土)に第3回の森づくり体験が行われた。
 今回の活動場所は鳴子コミュニティーセンター北の階段から鳴子小学校に抜ける舗装遊歩道の中間あたり。今年1月、3月に常緑樹の低木伐採をした場所の西側
 今回は森の中の見通しをよくするために、常緑樹の低木を1メートル弱で切ることと、空から太陽の日差しや雨が落ちるのをじゃましている10メートル程度の木の伐採。
 幹の太さが数センチ程度の木を切る体験は未経験か数十年ぶりの参加者。眞弓浩二講師の指示と指導で「倒す方向」「切る方向」「切り方」「倒す前の注意呼びかけ」まではそれなりに進んだ。
 しかし、倒した木を解体場所に運ぶのがもっと大変。
 さらに幹と枝、枝と小枝、葉とに解体する作業が何倍も重労働。
 でも上を見上げると青い空が見えるようになり日差しがまぶしい。切った木がじゃまをして、他の多くの木が太陽と雨の水を十分に得られなかったので弱弱しくなったり枯れていったことがはっきりと分かる。
 常緑の中高木を切ったことで、今見ごろに差しかかった紅葉をする落葉広葉樹や昆虫、鳥、釣りの中の微生物や地下茎などの活動が息を吹き返すことにつながる。
 僕ら人間も林で空が見えて太陽の日が差し込んで来ると気持ちが晴れやかになってくる。
 60年ほど前に鳴子団地ができて森と畑と田んぼだった地域が団地などの住宅と商業施設に変わっていった中で、奇跡のように残った中央公園の林。
 人間の手は入っているけれど、樹木などはほとんど数百年前からの歴史を伝え続ける2次天然林。

 鳴子地域に住んでいる住民が楽しめる森にすることは未来への贈り物づくりでもあるし、地球温暖化に対する有力な「鳴子地域の住民でもわりと簡単にできそうなこと」であることを実感できる体験だった。